ガーリッシュな日々

三十路過ぎた女が女子ってどうよ? なんていうツッコミは鼻で笑い飛ばして、♂どもとは関わりを持たないことをヨシとするキャパ小さめ、住んでる世界も狭いめな同性愛者のちょっと愚痴っぽい日常。
基本的には楽しいことのほうが大好きなんですが・・・。

女は器用に愛しにくいものを愛する

読みにくいブログやのにさ


読んでくれやんしておおきにな



都会で埋もれとったら何の問題も起きやんけど


住んどんの田舎やでさ


年頃の女がひとりでおったらまあうるさいこと


何にも頼んでやんのにウチの将来のことまで口出してくるんよ


ウチはブログ始めた頃に書いてたようにセクマイなん


男の人は一切いらんの


そいでもさ そんなん言えやんやん


ちょっとでもそんなこと言おうもんなら


親不孝やの病気やのてウチが自殺するまでゆぅてくるわ


「能登はやさしや 人殺し」てゆうの 知っといでる?


能登だけやなしに 田舎は人が優しすぎてさ 


いっぺんもつれるとトコトンまで行ってしまうんさ




そやでクローゼットのままなんよ


辛いのはそうやって旗印が見えやんようにしてるから


出会いがほとんどないことやわ


元々 絶対数が少ないのにクローゼットやったら


こっちからも向こうからもアプローチできやんやん


誰かて無駄に傷つくのは嫌やもん




窯変源氏物語の橋本治がどこかで書いてたことやけど


「男には愛なんてものはなくてあるのは性欲だけ。


 でもそれを言ってしまうと女が逃げるから、


 さも愛があるように振舞ってるだけ。


 おもしろいのは賢い女性でもそれに騙されること。」






ウチ そんなん子どもの時からうすうす知ってたわ


世の中で一番信用ならんのは男やって


信用できやん人間を好きになるとか ウチには無理


それなら犬とか猫のほうがまだ信用できるやん


女は器用に愛しにくいものを愛するってゆうのは


ほんまやなあーって思う


そらぁ裏切られるやろうし 不幸にもなるわ



ほんまに田舎なん

わたしが住んどるとこは三重県
新幹線も走っとらんし ほんま田舎なん


それがさ 去年 世界的に有名になったん
ほら サミットってあったやん?
もうみんな忘れといでるかもしれやんけどな(笑)
それでも伊勢神宮があるもんで
日本国内では割と有名やったんさな
昔から伊勢参りとかおかげ参りとかゆうて
わっけもねぇ人がぎょーさんおいでたらしいわ


他所の人は知らんせんやろで ついでに書いとくとな
伊勢市の1/3は伊勢神宮の敷地なん
そんなとこ 他所にはあれへんやんな
伊勢市は人口が12万8千人の地方都市でさ
増えも減りもしやんで昔からあんまり変らんの
男の人より女のほうがちょっと多いん
やっぱり天照皇大神のお膝元やでさ
どっちかてゆうたら女のほうが強いんかもな
志摩のほういたら 海女さんが生活支えとらんすし
男の人はあんまり仕事してやんイメージやん


ほんでもわたしは伊勢が好きやわ
田舎やし どこがええの?てゆわれるやろけど
ここは時間がゆっくりなん
東京にも6年住んでたけどさ
なんかいっつも時間に追われてしんどかったん
日常風景の中に悪意と殺気が充満しとって
気持ちが休まることがなかったんよね
東京が秒単位で動いてるとしたら
伊勢は5分10分単位で動いてる感じやわ
大阪にも1年いとったけど同じ
テンポが速すぎてせわしいし
言葉がいちいちキツうてさ
反応できやんで心がザラつくん


そやからわたし 田舎もんでけっこうなん
イケてやんでもカッコわるぅてもええんやわ
ゆっくり息ができて 安心して笑顔でいられるし
毎日ちょっとしたことで泣いたり笑ったり
ぬくたい生活で充分やわ


いっぺんおいない
びっくりするほどの田舎やけど
地の人間に悪い人はいやへんでさ

話し言葉でブログを

方言でブログ書くひと あんまり見やんよね。
うち 女の人のブログは好きやでよぉ見とるん。
そやでさ なんでかなあ?て考えて見たん。


確かに読みづらいわな。
ある意味 サービス精神がないってゆわれても
しょうがないんよね。


最近はさ ブログ書いてた人が電子書籍化したり
TVに出たりしといでるし
そういうメジャー志向みたいなのがあったら
読みづらいとかわかりづらいのはまずあかんやろね。


うちはそんな気サラサラないし
誰の目にも触れやんでもええんよ。
どこの誰が読んでくれるかくれやんかもわからんのに
読む人のこと考えて書くのはなんか違う気がするん。


前に名古屋の女の子が書いたブログ読んだんよ。
そのひと ふだんは標準語で書いといでるん。
やけど その時は名古屋弁やったん。
あったあった! これなんよ。




あ~、ええ感じやん! て思たん。
住んでるとこが近いで耳になじみもあったし
違和感がぜんぜんなかったん。


細かいニュアンスまでは理解できやんかもやけど
同じ日本人やしさ だいたいの気持ちは通じるやん?
もし日本中の女の人がその土地土地の言葉で
ブログを書いてくれたらどんだけ楽しいか!


大学のときにほとんど地方から来た子ばっかりやってさ。
みんな慣れやん標準語でしゃべっといでたんやわ。
そんなんで友達になるん 時間がかかったんよね。
ある時 北海道の子が別れ際に「したっけね」て
みんな「え?」、「なんて?」、「なに?」みたいな。
それが「それじゃあね」てゆー意味やってわかってから
雪解けみたいにみんな急速に仲良うなれたん。


人間 誰かて好き嫌いはあるし
皮膚感覚とか感性ていう部分は大事にしやんとあかん。
そやけどさ だいたいパッと見でわかるやん?
「あ~ このひと好きやわ」とか「なんか好かん」とかね。
標準語てさ 壁を作って距離を持ってしまう気がするん。
嫌いやと思う人にはそれでええんやけどね。


文字表現で書き言葉と話し言葉が違うのは
当たり前のことやし全然ありやと思う。
でもケース・バイ・ケースでえーことやん。
うちは一人でも多く女の子が
方言でブログかいてくれたらうれしいなあ!